顕微新書 

書きたいことなんてないけど習慣だから毎日書いてます

自分本位

 

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本日の自分へ。

 最近、ちょっと余裕がないな、と思った時。それはもしかしたら、自分のことばかりを考えているからかもしれない。

 

 自分本位で、自分の身の周りを自分の思い通りにしようとしても、大抵はうまくいかない。それは、いわゆるジコチューとは違っていることが多い。むしろジコチューで協調性がない人間が、他人に迷惑をかけすぎない範囲で、上手に生きているケースもある。本人にはその気はないし、周囲の人間も「彼はそういう人間だから」と、半分諦めているけれど、どこか憎めないから関係を続ける。ようは「他人の目を気にしない人」のことだ。羨ましい限りであるけれど、日本人の多くの人はやはり他人の目を気にしながら生きている。僕もそうだ。これはもう、ある程度しょうがないことなのかもしれない。

 

 そんな「他人の目を気にする人」は、他人を意識するあまり、他人を忖度して、心にもないことを言ってしまったり、嘘をついてしまったりする。仕事で間違えを起こしたりして馬鹿にされないか、怒られたりしないか心配で会社に行くのもおっくうになる。そんなことは割と誰でも経験する。

 

 しかしそれは、他人のことを考えているようで、自分のことを考えていることに他ならない。「あの人に嫌われるのはイヤだ」「この人に見放されたら立場が危うい」「馬鹿にされたくない、笑われたくない」という願望、「こうありたい」「他人からこう見られていたい」と欲求する態度は、他人からみたらむしろ「自分のことしか考えていない奴」に見られがちで、良い印象ではない。

 

 他人の印象操作なんてなかなか上手くいきっこないし、上手くいくとしてもかなり苦労するはずである。だったら、周囲の何割かに嫌われながら、それでも気にせず生きるほうが、楽だったりする。