顕微新書 

書きたいことなんてないけど習慣だから毎日書いてます

泥沼

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日本の歪み。

 サラリーマンの多くは時間がない。やりたくもない仕事をし、八時間から多いときは十二時間、あるいはそれ以上の時間を仕事(会社)に縛られる。家に帰ってからすることといえば、お風呂に入った後に晩酌をしながらのゲームもしくはyoutubeや撮りためたアニメの視聴。そしてまた明日に向けて遅めの就寝をとる。朝眠い目をこすりながら昨日と同じように行きたくもない会社に向かう。やりがいの見つからない仕事に、なんとかやりがいを探してはみるものの上手くはいかず、自分がなんらかの業績を上げたとしても社内での評価にとどまり、外側から見ればその業績は会社の業績として扱われ、「よくやった、これからもよろしくたのむよ」と、狭いコミュニティの中で少しずつ地位をあげていく。そうやって、何年何十年と変わり映えのない会社人生を過ごしていく。

 

 一方では、著名な実業家やフリーランスのブロガー、YouTuberなどが着実に力を付けて圧倒的知名度を誇り、幸せそうに生きている。サラリーマンもそれに憧れ、ブログを始めてみるが、飽くまで本業ありきであり、おろそかにはできない。ようは副業としてブログを始めてみたりするが、それでもやはり、やりたくもない本業に時間をとられるため、時間と体力ばかりが削られ、帰りの電車の中では家に帰ったらブログを書くぞと意気込むが戸をくぐればやはり酒に手が伸びる。アルコールも手伝って今日はもういいやとベッドに横になる。朝目覚めると、あぁやってしまった、毎日更新すると決めていたのにもうサボってしまった、自分は何をやってもダメな人間だと自己嫌悪し、さらにまた行きたくもない会社に向かうという負の相乗効果によってさらにやる気をなくす。

 

 泥沼だ、サラリーマンって。諦めて他の幸せを探すか、リスクを取って辞めるかしかない。