顕微新書 

書きたいことなんてないけど習慣だから毎日書いてます

ただ書きたくないだけ

 

f:id:itaidesuga:20190402215716j:plain

歯だって磨かなくてもいいなら磨きたくないヨ。


 書きたいことがない。これは、ネタ切れではない。以前にも書いたのだが、書くネタはあってちゃんとメモもしているのだ。だけれど、そのメモもひとことふたことしか書いてなくて、それをおよそ650字まで広げなければいけないのが辛い。辛いのに(しかも誰も見ていないのに)なぜ文章を書いているか。それは習慣だからだ。まぁ、やっていて辛いことを習慣にする人って聞いたことがないけれど。お金にもならないし。お金目的以外で毎日ブログを更新している人は凄い。僕にはそんなに書きたいことも、伝えたいこともない。そもそも、書くことが好きなわけでもない。でも、書くと決めているので、とりあえず書くのだ。そこに特別な理由などない。

 

 例えば、歯磨きをしている人に「歯を磨くのが好きなのですね」とは言わないだろう。歯を磨くことが習慣で、それをやらなければ健康が損なわれるからだ。ただ「それだけ」だ。

 

 同じように、大工さんに「建物を作るのが好きなのですね」と聞いても「いや、仕事でやっているだけなので」と言われる場合もあるだろう。仕事とは、お金のために「仕方なく」やっている場合が多いのだ。「習慣=好き」ではないのだ。

 

 ネタ切れの話に戻る。ネタ切れの原因というのは、視野が狭いとか、余裕がないとか、いろいろあるだろうけれど、多くの場合は「プライド」ではないだろうか。プライドを持つということは、「可能性を狭める」ということなのだ。プライドという枠があって、枠外の可能性の一切を捨てる。その枠から逸脱することを許さない。誰が許さないかといえば、もちろん自分だ。でも、許すことができるのも自分だけだ。

 

 僕はプライドがない。だからネタ切れになることもない。ただ、別に書きたくもない。それだけだ。